2015年5月27日水曜日

ヨガで心と体を安定させる。

by 写真AC

コスタリカでヨガを習い始めました。
そしてあまりの気持ちよさにはまりました。(笑)

そして,バリで瞑想と出会いました。

そのときの体験があまりにも強烈だったのでちょっとだけ。
旅先のスタジオで一度だけそのクラスを受けたのですが,どう強烈だったのかというと,腕が勝手にグルグル回り,嗚咽するほど激しく泣きました。自分の意思と関係なくです。
始める前に先生が"何が起きても不思議じゃない。体ところのままに従いなさい。"と言っていました。
何が起きているのかよくわかりませんでしたが,終わったとき,なぜか妙にスッキリした気分でした。

こんなこと書くと,何かに乗り移られたんじゃないか,とか,頭がおかしい,とか思われるかも知れませんが,このとき私は,私の心と体は(私だと意識できる)自分だけのものではないのかもしれない,と思ったのです。私の体を作り絶えず働いている細胞しかり,まだ私が気づいていない無意識の中にいる自分しかり。
自分の心と体に対する意識が変わり,もっと自分を知りたい,と考えるようになり,日々の生活に取り入れるようになりました。

ちなみに後で知ったのですが,私がやったのは"ヨガ病"になりかねないちょっと危険な瞑想法だったようです。(なぜそのヨガスタジオでその瞑想法を行っているのかはナゾです。)なので今はそれではなく,静かに腹式呼吸を繰り返す瞑想法です。

そして私は勘違いをしていたことに気づきました。本を読んで知ったのですが,ヨガとはポーズのことだけではなく,瞑想も含んだ精神と肉体とを向上させるもっとダイナミックなものだったのです。

まだまだヨガ初心者ですが,ポーズをやったあとに瞑想に入ると,たまに無になれることがあります。そんなときは本当に気持ちがいい!
そこまでうまくいかなくても,ちょっとした隙間時間でも,ゆっくりとした呼吸で自分の内部をじっくり眺めてみる,という時間を持つことによって,前より自分というものが少しわかるようになった気がします。自分の声に耳を傾け,理解し,自分を幸せにできるのは,自分しかいないと思うようになりました。
同時に,周囲に対するイライラも減りました。自分でコントロールできないことだからです。私がコントロールできるのは私だけ。思うようにいかないときは"しょうがない"と思えるようになりました。あとはそれに対しての自分の気持ちや考え方,行動を変えるのです。

これは異国で暮らす身には非常にありがたい変化です。なにせ,日本と同じにはいきませんからね。思い通りにいかないことなんて,多々あります。いや,むしろそればかりです。もっと言えば,自分以外はみんな異文化です。文句言っても不満に思っても回りは何も変わってくれません。私は私が気持ちよく穏やかで幸せに過ごせるように全力を注ぐだけです。

ヨガのポーズと瞑想は,私がどこでも幸せに暮らしていくためになくてはならないものになりました。
by 写真AC

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