2015年7月11日土曜日

「SUSHI」はもはや日本だけのものではない

今や世界中で知られている日本が誇る伝統料理「寿司」。
by 写真AC

でも、日本人がイメージする寿司は、いわゆる握り寿司ですが、外国で寿司といえば巻き寿司ですよね。
そしてカリフォルニアロールに代表されるように、いろいろ中身が日本のそれとは違っています。

ここペルーでは「日本食を食べに行こう!」というとき「マキを食べに行こう!」と言うそうです。
マキ専門のレストランもあるそうです。
あるペルー人曰く、実際にそのレストランへ行って、カレーを食べようが、ラーメンを食べようが、それは関係ないそうです 笑
ここペルーで「マキ」は日本食全体を指す言葉へと昇格していました!笑

ペルー料理にセビーチェ(魚介類のマリネ)という料理があるのですが、それと巻き寿司がフュージョンしたセビーチェ味の巻き寿司。いったいどんなものか、これからぜひ試したいと思います。
いろいろな巻き寿司が食べられる巻き寿司ビュッフェもあって、地元民にも人気です。

海外在住の日本人は「あんなものは本当の寿司じゃない」とかよく言います。私も言ってました。
マレーシアでは軍艦巻きの装いで、上に何やら見たことない赤いペースト状のや緑のウニャウニャした人工的なのが乗ってましたし、コスタリカやパナマには「ゲイシャマキ」や「サムライマキ」のように、もはやネーミングからは想像がつかないものもありました。

でも、その国の人に愛されるようにローカル化したものの方が、すぐ浸透しますし、ずっと愛され続けます。
日本のカレーしかり、明太子スパゲティしかり、もはやオリジナルとはだいぶ違うものになってますが、日本人に愛され続けているのと同じことです。何も本家本元と全く同じでなくてもいいのです。いや、むしろ同じじゃない方が広まります。
マレーシアでは「SUSHI KING」という店がマレーシア人の口に合うように寿司の味やネタを変えたところ、大盛況。いつも行列ができていました。

握りも、セビーチェ味も、マンゴー巻いたのも、みんな寿司。
いろんな「SUSHI」があっていいと思うし、それを食べ比べてギャーギャー言うのもまた一興ですよね☆



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