2016年3月21日月曜日

ワラス2日目 ヤンガヌコ湖と旧ユンガイ村ツアー(Llanganuco, Yungai)

昨日予約できたおかげで、今日から早速ツアーに参加できます(^^)
今日は標高3800m地点にあるヤンガヌコ湖という湖を見に行く予定。

宿の前からの写真。黒い山脈。雪が積もることがないためそう呼ばれています。
天気いいですが、写真には写っていませんが反対側にあるはずのブランカ山群は雲がかかって見えませんでした。
雨季の終わりなので、やっぱりまだ午後には雨が降るそうです。

宿に迎えのバスを待っている間、一緒に待っている人がいたので「どこ行くの?」と聞いてみたところ、その人も私と同じヤンガヌコ湖とのこと。「同じだねー」なんて言って、迎えに来たバスに乗り込んだのですが、数分後彼はバスを降りて行きました。旅行会社が違ったのでしょう。
その後もホテルにピックアップに周り、結局ワラスの町を出発したときは10時ぐらいになっていたと思います。

バスは北上し、最初に立ち寄ったのはカルワスという町。

アルマス広場の前にあるアイスクリーム屋でトイレ休憩。
後で知ったのですが、この街のアイスは有名らしいです(^^)

集合時間になってもなかなかバスのドアが開かず、変だな~、こんなところで時間使うのもったいないな~、なんて思っていたのですが、それには理由がありました。
やっとドアが開いたバスに乗って出発を待っていたら、なんと、バスに一度乗って降りた彼が乗ってきたのです!!
後で理由を聞いたところ、勘違いで降ろされたらしく、その後彼は代理店に行って事情を話してタクシーを出してもらいここまで追ってきたとのこと。
なかなか出発しなかったのは彼を待っていたからだったんですね~。
「それは大変だったね。怒らなかったの?」と聞いたら「怒るのは仕事のときだけで十分。旅行で嫌な思いしたくないじゃんね。」
はい、名言出ましたー!なんとおおらかな人なんだろうと感心してしまいました。

その後私たちを乗せたバスはユンガイ村に差し掛かります。
ユンガイ村。
ガイドブックにも書いてありますが、1970年5月31日に大地震が起き、ワスカラン山の雪崩を引き起こしました。雪崩や巨石が麓のこの村に到着したのはわずか2~3分後だったと言われています。
村とその住民約2万5千人が一瞬にして雪崩と土石流と巨石の下敷きになりました。
生き残ったのはセメンテリオ(お墓)にいた92人とスタジアムにいた300人の子どもたちだけだったそうです。
東日本大震災を始め、毎年起こる土石流の被害などが思い出され、心臓がぎゅーっとなってしまいました。
日本も地震や自然災害が多い国なので、なんかヒトゴトじゃないですよね。
いつもは穏やかでたくさんの恩恵を与えてくれている自然が時として突然牙をむく。
ユンガイ村に限らず、ワラスや先程のカルワスを含むこの辺一帯の麓の村(カジェホン・デ・ワイラスとよばれています)全体で6万人もの犠牲者が出たとのこと。
現在はその上または周囲に新しいユンガイ村ができています。
もしまた地震が起きたら、やっぱり同じことが起きるだろうとガイドさん。
でも、危ない土地だとわかっているのに離れられない。それが住み慣れた土地への愛着と言うか、故郷愛と言うか、人間と言うものなんでしょうね。

ここに立ち寄るのは帰路ということで、往路はそのまま素通り。

ユンガイ村から山間部へと突入、バスはでこぼこの山道を登って行きます。
あっという間にユンガイ村が一望できるところへ。

さらにぐんぐん上へ。
手前の大きな石とかもきっと転がってきたやつなんでしょうね

登りきったところにワスカラン国立公園への入場券売り場。10ソル。
そしてバスは、自然によってU字型に削られた岩壁と岩壁の間を進んでいきます。
 
小さな滝がいくつもありました

そしていきなり現れたヤンガヌコ湖。青い!緑!
天気わるくてイマイチ青さが伝わらないのが残念!

ちょうどコスタリカのリオ・セレステみたいな青。
水の色が違うの、わかりますか?

ここでボートに乗ったり湖の周りを散歩したり。



下山して遅い昼ご飯。私は人生初のうさぎ肉を注文。
ローストしすぎなのか、よほど筋肉がしまったうさぎだったのかわかりませんが、固かったです。
食感はちょうどパサパサした鳥の胸肉のようで、味は鶏肉よりも魚っぽかったかな・・・。
きっとうさぎのえさにもよるのでしょう。ピーチ豚は脂が甘いっていいますもんね(^^)。


それから午前中はスルーした旧ユンガイ村の共同墓地に登ります。
写真ではわかりづらいですが、ウエディングケーキのように段になっていて、一番上には一番純粋で神に近いところということで赤ちゃんのお墓になっているそうです。
お墓で死者を悼んで祈るのではなく、その上でみんなはしゃいでポーズをとる絵って、なんかシュールですね(^^;)

一番上からの写真
曇っているあたりがワスカラン山。あんな遠くからの雪崩がたった2分・・・想像できません

写真中央あたりに巨石がごろんとしているのわかりますか?


このあと土産物屋さんなどに寄り、ワラスに帰ったのはすっかり暗くなってから。
今週はセマナ・サンタ(聖週間/イースター)ということもあり、道ではプロセシオンが行われていました。

一旦ホテルに帰って休んでから、このツアーで仲良くなったチクラヨ出身の女の子たちと夜ごはん。
集合は21:30の予定が22:00。
ペルー人、夕ご飯が遅いんです(^^;)
地ビール4種

地ビールとピザみたいなものを頂きました~。
地ビールは強い弱い、フルーティなどはっきりと味が違っていて飲み比べは楽しかったのですが、なにせ高地。
まだ体が慣れていないらしく、この私がビールが進まず半分ぐらい残してしまいました。
もったいない~(>_<)

実は昨夜も頭痛であまり寝られなかったし、高いってだけで、酸素が薄いってだけで、やたら眠いし疲れます。今日も帰ったらすぐに寝ることにします。







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