2016年6月5日日曜日

バス選びにはご注意を

最近朝学校に行くのにハズレバスに2回も乗ってしまいました。

その話の前に、まずはリマのバスについてちょっとご説明します。

リマはこれでもかというほどバスが多いです。ひっきりなしにバスやミニバス(コレクティーボのことで、リマではコンビという)がやってきます。
ほとんどのバスは運転手のほかにコブラドールという料金回収の人がいて、乗車後そのコブラドールが料金を集めにやってきます。時々運転手一人の場合もあり、その時は前から乗車して運転手にお金を払ってから乗り込みます。
バス停以外にも交差点や角などでバスをひろうこともできます。

話を元に戻して、何がハズレかというと、止まってばかりで進まないんです!

朝はバス停がバスで込み合うので、バスは乗客の乗り降りがすんだらさっさと離れて行くのですが、今思えばそのバスはのろのろと私の乗るバス停を進んでいたような。朝は渋滞していますし、信号かな?とも思ったのですが、実は客待ちでずっと止まっていたのかもしれません。私の利用するバス停は乗り換えポイントにもなっているので。そういえば乗った時お客さんが少なかったような。なかなか出発しようとしないバスにしびれを切らしたお客さんはさっさと他のバスに乗り換えたのかもしれません。
とにかく朝には珍しくすいているバスが止まっていたもんですから、「これはラッキー」とばかりに乗り込んだのが失敗でした。コブラドールはいませんで、乗る時運転手にお金を払っていました。

バスの中では本を読んでいるのではじめは気づきませんでしたが、どうも様子がおかしい。
それなりに時間がたってから顔をあげても、あまり進んでいないのです。
はじめは渋滞かな?と思ったのですが、どうもそうでもないようで、後続のバスが次から次へと追い越していきます。

そのうちお客さんが文句を言い出しました。
ペルーではお客さんも黙って乗ってはいませんで、壁や窓をバンバン叩きながら、床をガンガン蹴りながら「進め!」「あんたのせいで遅刻しちゃうじゃないの!」などと大声で文句を言います。
それでも運転手は「お金さえ払ってもらえばこっちのもの。待つのが嫌なら降りれば?」とでもいわんばかりにへっちゃら無視。
この運転手、乗客の時間よりとにかくたくさんの乗客を乗せたいのです。つまりはお金。

駅近くのバス停では、なんと5回も青信号をやり過ごしました。
その後も各曲がり角、各交差点でイチイチ止まり、主要なバス停ではご丁寧に順番待ちして長時間止まり、お客をぎゅうぎゅうに詰め込んでから出発します。
しかも自分で料金のやり取りをしているので、たとえ数人しかお客が乗ってこなくても出発するまでにも他のバスより時間がかかります。

朝はただでさえ渋滞でなかなか進まないのに、このストップの回数と長時間の待ちで、学校に着くのにいつもの倍近く時間がかかってしまいました。もちろん遅刻です。
スペイン語学校だからまだいいようなものの、これが会社に出勤だったらと考えるとそら恐ろしくなります。

「もう二度とこのバスには乗らない!」

でも、またうかつにも乗ってしまったのです。
だって、先程も書いた通り、朝のリマ市内は大量のバスが走っているんですよ?同じ会社のバスも大量、違う会社のバスも大量。私の学校のある場所に行くバス会社は1社だけじゃないんです。時刻表なんてない国ですよ?それなのに、またあのバスに当たってしまうなんて、ある意味すごい確率なんです。それだけ長時間停車していたってことでしょうか?

2回目乗ってしまったときはさすがにこのバスの色も運転手の顔もばっちり確認したので、もうこの会社のバスには乗りません。

大量に走るバスの中から、どれがいいバスでどれが悪いバスか判断するのは難しいです。
私のようにイチイチ止まるバスも困りますが、運転の荒いやたらスピードを出すバスも考え物です。
事故に遭ってしまってはさらに時間がかかるばかりでなく、命も危険ですから。

朝は時間と渋滞との戦いですから、できるだけ快適に過ごせるようなバスに乗れるといいですね。
それだけで一日の気分が違ってきますから。






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